∴ 思わぬ救世主

　ニュージーランド北島のマヒア・ビーチにマッコウクジラの親子が迷い込みました。人々が沖へ戻そうと1時間以上がんばってみたものの、帰るべき方向が分からずクジラは出ていきません。ついには安楽死の検討まで始まりました。そこに現れたのは地元住民とよく遊んでいたイルカのモコ。親子の鳴き声を聴いてやってきたようです。そして、なんと沖へ続く水路のようになっている場所に親子を誘導。その後、200メートルほど先導し、親子を沖へ連れて行きました。その後、モコはまた海岸に戻ってきてまた住民と遊びはじめたらしいです。クジラとイルカは共に仲間と音波を使うエコロケーションという交信手段でコミュニケーションをとっています。なので、クジラがそれでＳＯＳを出し、イルカがその意味を理解して助けたと思われます。これはそのうち、世界まる見えとかで紹介されるかも！？

∴ ＩＳＳへ

　土井さんの搭乗したスペースシャトル「エンデバー」の打ち上げが成功しました。日本時間では15時28分でしたが、現時時間では2時28分でしたので、打ち上げ時には炎が夜の闇を吹き飛ばし、辺りを明るく照らし出しました。シャトル本体は光の球に包まれたような状態でした。今回の主な目的は日本の実験棟「きぼう」の一部である船内保管室の取り付け。このミッションは「1J/Aミッション」と呼ばれ、25回目のＩＳＳ組み立てミッションらしいです。保管室の取り付けは土井さんがロボットアームなどで行ない、その後は実際に入室し、内部の点検も行います。他にカナダが開発したロボットアームの取り付け、長期滞在クルー一名の交代も行われます。
　「きぼう」の取り付けのための打ち上げはあと2回行われる予定。「きぼう」は元々は冷戦時代に西側の結束を示すため、アメリカが提案したプロジェクトです。なので、アメリカのスペースシャトルが使われるのは当然ですが、将来的には日本もＩＳＳと往復できる有人宇宙船を開発してほしいです。

∴ 5人でテイクオフ

　米航空大手のアメリカン航空がシカゴからロンドンまで乗客5人で飛行機を飛ばしたため、環境保護団体から批判されています。理由は1人当たりの二酸化炭素排出量が満席時の45倍に達していたため。その量は35.77トン。車一台が地球4周(16万km)したときに出る量と同じらしいです。
　ただ会社側にはやむえない事情が。この便は機器のトラブルで出発が14時間も遅れていました。ほとんどの乗客は別の便に乗りましたが、この5人は乗り換える便がなかったようです。一時は欠航にすることも検討されましたが、この機体はロンドンからの折り返し便に絶対必要なので飛ばしたようです。この折り返し便は満席だったようです。自分としては客が路頭に迷うのを阻止したということで仕方ない気がしますが。それに航空会社も5人分の運賃では採算が取れず、損したでしょうし。似たような状況になった場合、日本の航空会社はどうするのだろう…

∴ 小浜市

　今までは名前が同じということで勝手に応援していましたが、小浜市にオバマ氏から礼状が届きました。もう同市ではオバマまんじゅうがあったりします。長崎の小浜町も追随していますが、勝てないでしょう。小浜市は氏と市もかかっていますから。

∴ スポーツ名場面100選

NHKの衛星放送で視聴者投票に基づく「あなたが選ぶスポーツ名場面100選」が発表
されたそうです。結果は

1位　トリノ五輪の荒川静香金メダル獲得 1,539票（06年）
2位　早実VS駒大苫小牧の決勝再試合 1,126票（06年)
3位　シドニー五輪の高橋尚子の金メダル 1,112票（00年）
4位　長野五輪のスキージャンプ団体の船木の大ジャンプで金メダル 770票（98年）
5位　フィギュア世界選手権の高橋大輔 日本人男子最高の銀メダル 755票（07年）
6位　巨人-中日 長嶋茂雄引退試合(巨人軍は永久に不滅です、という一言が有名) 734票（74年）
7位　広陵-佐賀北 逆転満塁ホームランで佐賀北が初優勝 705票（07年）
8位　WBC決勝で日本がキューバ破り初代王者に 696票（06年）
9位　フィギュア世界選手権で安藤美姫が初優勝 693票（07年）
10位　巨人-ヤクルト戦で王貞治がMLB記録を破る756号本塁打 599票（77年）

となっています。1位は日本のメダルが1つだったために、この金メダルが強烈に印
象に残ったとみられます。ハンカチ王子効果で異様に高校野球が注目を集め、2年連
続ランクインの上、プロ野球を超えました。同じように各選手の好成績もあり、トリノ五輪以降フィギュア人気が高まっています。意外だったのがサッカーがTOP10入りしていないこと。最高は12位の97年のW杯予選の日本-イランの 岡野雅行のゴールでした。